【平均貯蓄額ランキング】2位は「兵庫県」、1位はどこだ?平均年収が高ければ貯蓄額も多いのか検証!
筆者が30歳で地方から東京に転勤してきた際に驚いたことは、電車の車両の多さと物価の高さでした。 【ランキング結果表】平均貯蓄額&平均年収1位~47位を発表します! 人口の多さもさることながら、賃料やものの値段の高さなど、同じ日本でこんなに違うものかと非常に戸惑った記憶があります。 近年、地域に限らず物価高騰が続くなかで、全国的にどの程度の貯蓄をしているのか、年収が多ければ貯蓄が多いのか、気になるところです。 今回は、47都道府県の平均貯蓄額と平均年収をランキング形式で見ていきたいと思います ※編集部注:外部配信先では図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【47都道府県】平均貯蓄ランキング
それでは早速、総務省統計局の発表した「家計調査報告(貯蓄・負債編)二人以上の世帯」より、都道府県別の平均貯蓄ランキングをみていきましょう。 ※二人世帯に限定し、県庁所在市別の順位を便宜的に各都道府県のものとしています。 同資料によると全国の平均貯蓄額は1901万円です。 今回は17位「香川県」と18位「広島県」とが平均上下の境界線となりました。 そして気になる1位は「愛知県」の2659万円。そして「兵庫県」、「神奈川県」と続きます。 一方で、最も平均貯蓄が少ない都道府県は904万円の「沖縄県」。1位の「愛知県」とは3倍ほどの開きがあることが分かります。
【47都道府県】平均年収ランキング
年収が高ければ貯蓄もできるだろう…という意見もあるでしょう。 同資料の「県庁所在市別の収入ランキング」をもとに、都道府県別の二人世帯以上の平均収入を確認していきましょう。 先ほどご確認いただいた貯蓄額ランキング上位は、愛知県・兵庫県・神奈川県でしたが、平均年収ランキング上位は埼玉県・東京都・神奈川県です。 一方、最も平均収入が少ない都道府県は、貯蓄額と同様に507万円の「沖縄県」。平均収入1位であった埼玉県との差は300万円ほどでした。
貯蓄額と年収は関係があるのか
・1位:愛知県 平均貯蓄2659万円 平均年収733万円(4位) ・2位:兵庫県 平均貯蓄2582万円 平均年収672万円(8位) ・3位:神奈川県 平均貯蓄2461万円 平均年収734万円(3位) ・4位:埼玉県 平均貯蓄2351万円 平均年収832万円(1位) ・5位:滋賀県 平均貯蓄2310万円 平均年収683万円(5位) ・6位:富山県 平均貯蓄2309万円 平均年収645万円(13位) ・7位:千葉県 平均貯蓄2256万円 平均年収650万円(12位) ・8位:東京都 平均貯蓄2226万円 平均年収756万円(2位) ・9位:石川県 平均貯蓄2213万円 平均年収661万円(10位) ・10位:奈良県 平均貯蓄2199万円 平均年収628万円(20位) 双方の結果を見比べると、貯蓄額と年収が必ずしも一致しているとは言い切れません。 しかし、平均貯蓄ランキング上位に入る「愛知県」「兵庫県」「神奈川県」は、平均収入においても10位以内にランクインしており、堅実に貯蓄している世帯が多いことがうかがえます。