F15に地上から光照射 小松帰投前 手取川付近、けがなし
航空自衛隊小松基地は24日、第303飛行隊に所属するF15戦闘機1機が23日夜、飛行中に地上からビームのような白色の光を照射されたと発表した。飛行訓練を終えて基地へ戻る途中で、操縦していた2人にけがはなかったが、基地は危険な行為だとして110番通報した。 基地によると23日午後8時1分ごろ、F15が基地に向かって手取川河口付近の上空を飛行中、操縦士2人が地上から白色灯で照射されていることに気付いた。訓練は複数機で行っており、照射を受けたのは1機だけだったという。機体に被害はなく、民航機の運航にも影響はなかった。 村上博啓基地司令は「光の照射は航空機の安全運航に極めて危険な行為で、深刻に受け止めている」とコメントした。小松基地では2015年12月、訓練中のT4練習機にレーザー光が照射された事案がある。