日本とフランスでこんなにちがう「電車事情」。オリンピック間近で変わったことも
メトロの切符もレシートもエコのために廃止
昨年の夏にパリに来たときは、まだカルネという10枚綴りのメトロの紙の切符が売られていましたし使われていました。パリのメトロの切符は駅から出るとき回収されないので以前は思い出に取っていたという方もいると思います。 この紙の切符の販売が終わりました。今はNavigoという交通系ICカードを買う必要があります。カルネは10枚つづりなので昔買ってまだ数枚残っている方はそろそろ使用も終了しそうですのでお早めにお使いください。 日本も同様ですが、コロナをきっかけにして非接触決済が広がったフランス。タッチ決済は便利で今回もほとんどタッチ決済していましたが、「レシートいりますか?」と聞いてくれるところもあれば、言わなければレシートが出ないときもあります。 あるとき、画面に値段が出ないままタッチを促されてタッチしてしまい、その後レシートを出してと言ったら断られたことがありました。 あとでインターネットの明細を確認してホッと胸をなでおろすことになりましたが、フランスでタッチ決済の場合は値段を確認するかレシート(フランス語ではTicket「チケ」)をもらうよう気をつけてください。 この紙の切符やレシート廃止はエコロジーを考えての措置だそうです。
「フランス人は英語を話さない」も昔の話に
カフェで財布に残った小銭を集めて支払ったときにお店の若い女性が驚き、すぐには小銭を見分けて数えられなかったのを見て、キャッシュレスの時代が来たなあと実感。 ちなみに「フランス人は英語を話してくれない」は、パリでは昔話になりました。
ペレ信子