「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録決定は6日の見通し ハニワ課長「果報は寝て待てと言いますから」
「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産登録決定は6日におあずけ ハニワ課長「果報は寝て待てと言いますから」
アゼルバイジャンで開かれている国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は5日、各国が推薦した候補の登録審査を開始。大阪府堺市、藤井寺市、羽曳野市にまたがる「百舌鳥・古市古墳群」の審査の順番が、審査順の入れ替えなどで当初の16番目から13番目に繰り上がっていたが、決定はあす6日の見通しとなったようだ。古墳群の地元の一つ、堺市堺区の市民ホールで行われているパブリックビューイングで、現地に行っている永藤英機市長から中継映像で「ほかの国の状況が少し遅れていまして、どうもきょうの審査は難しいということです」と集まった市民に報告した。
堺市は、あす6日、5日と同様に堺市堺区のフェニーチェ堺でパブリックビューイングを行う。開場は同日午後1時で、決定は同3時ごろになるのでは、としている。
決定が明日と聞いた市民らは、少し残念な表情を浮かべたが、堺市堺区の主婦(32)は「楽しみが休みの日になってよかった。明日なら主人も来られるし、もっと盛り上がりますよ」と笑顔で話していた。 子どもらに人気のキャラ「ハニワ課長」は「みなさん、果報は寝て待てです。あしたもお待ちしていまーす」とあいさつし、笑いを誘っていた。