地震と火災に備え愛媛新聞社で防災訓練 従業員ら150人が救助や避難手順確認
秋の全国火災予防運動に合わせ、松山市中央消防署と愛媛新聞社は7日、同市大手町1丁目の同社で地震と火災を想定した合同訓練を実施し、消防署員と従業員ら約150人が救助や避難の手順を確認した。 震度5強の地震で給湯室から燃え広がり、屋内と屋上に各1人が取り残されたと想定。初期消火が間に合わないと判断した社員が119番し、社内放送で屋外避難を呼びかけた。消防隊員が要救助者に見立てた人形を建物外に運び出し、屋上の社員をはしご車で救出。ドローンでの偵察や、救助隊が屋上からロープで脱出する訓練もあった。 中矢弘徳署長は「災害時は初動が重要。訓練を重ねていざという時の行動力を身に付け、連携を強化してほしい」と呼びかけた。
愛媛新聞社