折原くるみ&早見沙織「収録の合間に声優を志したきっかけから2人でずっと話してました」【アニメ「ラーメン赤猫」インタビュー】
TBS系で7月4日からスタートするアニメ「ラーメン赤猫」(木曜午後11:56)。猫だけで営むお店「ラーメン赤猫」にバイトの面接に訪れた人間の社珠子(声・折原くるみ)。店長の文蔵(声・津田健次郎)からの猫好きかとの質問に正直に「犬の方が好き」と答えあっさり採用、唯一人間の従業員として働くことに。そんな珠子が任された仕事は従業員の猫たちのお世話係。従業員猫のブラッシングを通して、猫やお客さまたちの人間模様を描く。
放送に先駆け、唯一の人間の従業員として働くことになった珠子を演じる折原くるみさんと、製麺担当のトラのクリシュナを演じる早見沙織さんにアニメの魅力や裏話をお聞きしました。
――折原さんは今作で初めてメインキャストを演じたそうですが、いかがでしたか? 折原 「今までは、1度きりの出演で終わる現場が多かったです。今回はメインキャストでの出演なので現場に向かうと毎回同じスタッフの皆さまや共演者の皆さまがいてくださいます。ですので皆さんで一緒に一つの作品を作り上げているんだということを強く実感できます。それがとてもうれしいです」 ――役作りのためにやっていることを教えてください。 折原 「役が決まってから、すぐに原作を全巻買って読みました。あとは実家の猫が白いのでハナさんに話しかけるみたいに敬語で話しかけたり、ブラッシングをしてみました。初回のアフレコでは、テストの時に演じたキャラ感のままで大丈夫と言っていただきました」 早見 「私は動物感をどれぐらい出したらいいんだろうという感じで、特にトラ感を出すのは難しいと思っていました。ただ実際に第1話を収録した時、普通にしゃべるのが作品に合っているので、あまり動物キャラっぽくしないでほしいというディレクションをいただいていたため、自然な感じで演じています」
――折原さんは先輩方の演技を見てどう感じましたか? 折原 「先輩方の演技はアフレコブースの後ろから聞いていても表情がはっきりと分かる演技で、後ろ姿からとてもパワーを感じていました。役の魅力を引き出す演技をされていて、勉強になることばかりです」 ――そんな折原さんの演技を見て早見さんはどう思われましたか? 早見 「折原さんは珠子ちゃんにぴったりです。唯一お店の従業員の中で人間という存在なので、作中でも要になっていて、われわれネコ科の者たちもとても癒やされていますし、気付かされることも多いです。折原さんの声が付いた状態でアフレコさせていただくと心の扉が開かれていくような感覚があって、回を追うごとにどんどん、折原さんも珠子ちゃんもかわいい、好きとなっています」 ――珠子とクリシュナの2人のシーンが多いと思いますが、2人で何か話し合ったことはありましたか? 折原 「収録前はあまり話し合いをする機会はなかったのですが、収録の合間の控室で早見さんとご一緒しました。お話しした際、クリシュナさんのように包み込んでくださる早見さんの雰囲気が役にぴったりで本当にお優しい方だなと思ったのを覚えています」 早見 「収録の待ち時間などでずっと話していて、この前は30分くらい2人で、声優を志したきっかけからなるまでを話し合っていました。従業員メンバーの中で、クリシュナと珠子も作中でそういう話をしているので自然に通じ合えた感じがしています」