市川團子 大阪松竹座初登場で祖父の「ヤマトタケル」熱演
歌舞伎俳優・市川團子(20)主演のスーパー歌舞伎「ヤマトタケル」が8日、大阪松竹座で開幕した。 團子の祖父、二世市川猿翁さんが猿之助時代の1986年に作り上げた「スーパー歌舞伎」の第1作。38年の時を超えて、同劇場初登場となる孫の團子が同じ役を演じる姿に、往年のファンからも喜びの声が上がった。 舞台では後にヤマトタケルとなる小碓命(おうすのみこと)と兄の大碓命(おおうすのみこと)の二役を早替わりで演じ、熊襲(くまそ)征伐の場面では館を大胆に壊すほどの大立ち回り。最後は白鳥となっての宙乗りで、満員の客席をからは大きな拍手がわき起こった。 カーテンコールでは父、帝役の実父市川中車(58)と無言でガッチリ握手。さらに大きな拍手で幕となった。公演は23日まで。福岡・博多座では10月8~22日まで上演される。