35歳からアプリ婚活したバリキャリ女性。ハイスペ彼氏が実は既婚者という罠
婚活アプリに潜む既婚者の罠
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧ ーDATAー 片山さん(仮名) 39歳/会社員 ୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
アプリで出会い、交際へ。彼の財布に入っていたポイントカードで発覚
――既婚者とつきあった経験がある? はい。35歳の時に婚活アプリで出会い、つきあった男性が既婚者でした。(以下、片山さん) ――いつ既婚者とわかったのですか? つきあって3ヶ月ほどたった時です。彼が私の家に遊びにきた時、財布の中からベビー用品店のポイントカードを見つけました。以前から「怪しいな」と思うことがあったのですが、その瞬間、疑惑が確信に変わりましたね。 ――彼のどのようなところが「怪しい」と思っていたのですか? 最初に抱いた不信感は、マッチングしたアプリ上での名前がまったくの偽名だったことです。本名が「章太郎(しょうたろう)」だとすると、アプリでは「ショウ」とか「S」とか「SYO」とか、似たような名前にすることが多いと思います。 でも彼のアプリ上の名前は、本名と一文字もかぶらないような名前でした。 ――苗字も、ですか? はい。かすりもせずです。でも、はじめて会った時に確認すると「本名に近いと、会社や取引先の人とかにバレたら嫌だから」と偽名にしている理由と、本名も教えてくれました。彼の本名をググってみたら、彼から聞いていた通りの経歴の人物の情報が出てきて、安心しましたね。 その後、2度目のデートで告白され、つきあうことになったんです。
友人の「その人、怪しくない?」は当たる
――スピード交際ですね。 そうですね。私は当時35歳、結婚して子どもを持つことを真剣に考えていたので「つきあうなら結婚前提で」とお話したうえで、つきあうことになりました。 ――彼も結婚を考えていると? はい。彼も同い年で、自身も結婚を考えていると話していました。彼はいわゆる高学歴・高身長・高収入のハイスペックな男性。それもあって、私は「素敵な人とめぐりあえた!」と舞い上がっていたのですが、友人からは「その人、怪しくない? 既婚者っぽくない?」と言われることが多々ありました。 今振り返ってみると、つきあった当初から、彼には怪しい点がたくさんあったんですよね。 ――たとえばどんなところですか? 会社の同僚と社宅でルームシェアをしていて、家には呼べないと言われたり、スマホを2台持ちしていたり。私の家に遊びにきた時も、スマホを絶対に肌身離さず持っていました。 ――それは怪しいですね。 さすがに私も怪しいなと思ったので、何度か休日の深夜に突然彼に電話をかけてみたり、お泊りを提案してみたりしたんです。すると彼は、深夜の電話にも出てくれるし、お泊りもOK。だから勘違いかなと思いましたが、やはりどこかで友人の言葉が引っかかっていました。 つきあって3ヶ月くらいたったある日、おうちデートをしていたら彼が「会社から電話だ!」と私の部屋を出ました。そのタイミングでこっそり財布を見たんです。