《茨城県西・ホッとパーソン》 ラジコンパークで五霞町と連携する 細田健之(ほそだけんじ)さん
■水素RCの走行会を 「五霞のラジコンパークは素晴らしい。4種のコースが用意され、愛好者にとって走りやすく、初心者も楽しめる。交通の便や費用面から見ても人を呼び込める力がある」と魅力を語る。 茨城県五霞町ごかみらいに昨年4月にオープンした「ラジコンパークGoka」で、ラジオコントロールカー(RC)のイベントや子ども向け教室を開いてきた。 RCのタイヤや充電器などを開発、販売する会社「プロスペック」の代表。製品販売だけでなく、RCレースを催すなど、全国のRC愛好者にとって人気のブランドだ。 今年新たに、RCの水素活用に特化した「H2スマートテックジャパン」を立ち上げ、同社の代表も務める。社員には世界で活躍するRCレーサーも在籍する。ラジコンパークのにぎわい創出と水素エネルギーの可能性を追求するため、5月28日に町と包括連携協定を締結した。 「パークでイベントを行っていくうちに、町との関係ができた。五霞は都内から来て、楽しんで帰ることができる場所。まずは、日本で開催されていない水素発電によるRC走行会を開催したい」と語る。併せて「RCは操作する楽しみと作る楽しみがある。RC好きは、ものづくり好きや車好きにも通じる」と、子どもたち対象のRCアカデミースクールなども構想する。 会社は現在、埼玉県春日部市にあるが、2年以内に五霞町に移転するという。 「ラジコンパークのほか、町内に世界選手権が開催できるようなRCサーキットの整備も考えている。水素発電の研究に取り組み、五霞町と一緒に〝RCシティーGoka〟と世界から呼ばれるようにしていきたい」。51歳。
茨城新聞社