【台風最新情報】予報円は水俣市⇒玉名市⇒大分市⇒徳島市⇒近畿 ノロノロ台風10号、気象庁の進路予想は週末~週明けも近畿!?
◆東に急カーブ、その後迷走はナゼ?
気象予報士の広瀬駿さんは、台風10号の特異的な動き方について、こう解説しています。 ――九州付近で北に向かっている台風が、どうして急カーブして東に進む予想になっているのでしょうか。 (広瀬駿気象予報士)台風10号の動きが遅いのは、偏西風が日本列島の北方にあって、それに乗り遅れてたからです。台風の西側にある高気圧が強まって、それに押し出されるようなかたちで東進していると考えられます。 ――台風の進路予想を見ると、日本列島に沿うような形で東へ進んでいるように見えます。これはなぜですか? (広瀬駿気象予報士)中心線を見ていけば日本列島に沿って東に進んでいるように見えますが、実際には台風の東にも高気圧があって、台風10号は東西を高気圧で挟まれているような状態で迷走しています。31日(土)1日(日)2日(月)の予想円は重なっている部分が大きく、ジョギングのような速度のまま、迷走気味に東進していく可能性もあります。 気象庁は、台風の動きが遅いため、西日本を中心に長い時間にわたって、猛烈な風や猛烈なしけが続き、総雨量が多くなる見込みだとしています。