岸田総理「宏池会解散」を明言 地元広島の反応は?
岸田総理が口にした「宏池会」解散。地元広島ではどのように受け止められたのでしょうか? 岸田総理大臣「政治の信頼回復のために宏池会を解散するということを申し上げました」「今国民の皆さんの中から派閥というのが、金やポストを求める場となっているのではないかこうした疑念の目が注がれています」 県議会の中本議長は岸田総理の決断に理解を示しました。 中本隆志 自民党県連会長代理「勉強の度合いを深めていくための政策集団がいつの間にかお金と(人事)ポストの温床になっていた。岸田総理の判断は重い決断だがその勇気と決断力に心から敬意を表したい」 一方、野党からはあらためて説明を求める声もあがっています。 瀧本実立憲民主党県連幹事長「派閥の中の何が問題だったのか説明責任等を果たすということだったと思うんですが、私は果たされていないというふうに考えている。単に派閥の解消というところというのはどうなのか」 地元広島からは厳しい声が聞かれました。 30代「自民党に限らず政治家の方いろいろあると思うんで全部きれいにしていただきたい」 80代「(派閥は)解散したほうがいいんじゃない。個人の政策や政治をしてほしいし団体で政治をするのはどうかなと思う。自分の意見が通らないのはどうなのかな」 宏池会を創設した池田勇人元総理が義理の祖父にあたる寺田稔衆議院議員は「政治改革はすすめなければならないが、宏池会が解散の方向であることは誠に残念である。しかし今後も志を同じくする同志メンバーと政策の研鑽は続けていきたい」とコメントしました。 また小林史明衆議院議員は「派閥の存在は長年埋もれてきた政治改革の大きな課題。改革を進める判断に強く賛同し、政治刷新本部でも具体的なアクションを議論していきます」とSNSでコメントしました。 自民党の派閥の政治資金を巡る事件では19日午後、東京地検特捜部が安倍派と二階派、岸田派の3派閥の会計責任者らを立件しました。 また、自民党・二階派の会長をつとめる二階元幹事長は二階派を解散する考えを表明しました。