イラン大統領、IAEAに協力 核開発問題「疑惑を晴らす」
【テヘラン共同】イランのペゼシュキアン大統領は14日、首都テヘランで国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長と会談し、核開発問題に関して「わが国の平和的な核活動に関する疑惑を晴らすため、国際機関と協力する用意がある」と表明した。大統領府が発表した。過去に未申告の施設からウラン粒子が検知された問題で、欧米は非難を強めている。 ペゼシュキアン氏は欧米が懸念する核兵器保有の意思について「核兵器を求めていないし、今後も求めるつもりはない」と重ねて否定した。 グロッシ氏は13日からイランを訪問。15日は核開発の中枢を担う中部のナタンズとフォルドゥの施設を訪れる予定。