ウーバーイーツ配達員が始めた新たなお仕事「3PR」ってなんだ?【チャリンコ爆走配達日誌】
マックデリバリー初体験から4日後、ようやくマックデリバリーの3PRに慣れてきた1月2日の夜にやってきたのはセブンイレブンからの配達依頼。コンビニの配達はローソン、ミニストップが中心なので「セブンイレブンは珍しいな」と思いつつ配達内容の詳細画面を開くと、セブンイレブンの宅配サービス「7NOW」の3PR依頼でした。 ウーバーイーツの配達の場合、注文された方が不在のときは「10分間連絡がつかなったら配達を終了、商品を処分してもOK」というルールがあります。一方、7NOWでは不在の場合、店まで商品を返すルールとなっていました。また、運ぶ物が多い場合は他の配達員が到着するのを待ってから配達という決まりがあるため、配達員が揃わない場合は延々と待たなければならないようです。 幸い、運ぶ物の量が少なかったので商品を受け取り、「受け取り完了」のボタンを押すと、さまざまな指示が表示されました。 置き配不可は、商品を注文する際に利用される方が確認できるのでいいのですが、連絡が電話のみなことに少々不安を覚えました。前回の記事「ウーバーイーツを上手に利用するためのトラブル回避テク」でも書きましたが、配達員からの電話は注文された方にとっては普段見たことのない番号。そのためか、配達先マンションの部屋番号が未記入だったため確認したい、といったことで先方に電話をかけても出てくれる確率は50%以下。チャットでやりとりしてトラブルを解決するパターンが一般的です。頼みの綱であるチャットができないとなったら、もしもの時にどうしたらいいのか......。 そんな不安を抱えての配達でしたが、トラブルはまったく起こらず配達終了。「これからは3PRの配達がたくさん入って配達が複雑になっていくから、一層気を張って配達しないとな」と思い、この日の配達を終えたのですが、配達員が不足するお正月休み限定だったのか、以降、自転車配達員の私の元には3PRの依頼が一度も来ていません。 イレギュラーなことが多い3PRの配達ですが、同じ作業を繰り返していると気が抜けやすい私にとっては適度な緊張感を与えてくれるいい仕事。次に配達依頼が来るのはいつになるかわかりませんが、私は3PRの仕事が来たら積極的に依頼を受けていこうと思います。 文/渡辺雅史 イラスト/土屋俊明