「埼玉県の名前の由来となった歴史と伝統があるまち」 行田市が市制施行75周年で記念式典 1949年に忍町から改称、編入や合併を経て今の形に
埼玉県行田市は3日、同市佐間の行田市教育文化センター「みらい」で、市制施行75周年・文化の日記念式典を開催した。行田市は1949年5月3日、忍町から現市名に改称して市制を施行。その後隣接する8村を編入し、2006年には南河原村を合併して現在の市域に拡大した。 公園内にスタバ 行田市と協定締結、来年12月までにオープン 水城公園南側駐車場に建設
式典で行田邦子市長は「節目を迎えられたのは、市の発展に尽力した先人の方々、全ての市民の協力のたまものと深く敬意を表します。これからは、今を生きる私たちが人口減少の課題に全力で立ち向かい、まちの未来を切り開いていかなければなりません」とあいさつ。来賓に招かれた大野元裕知事は「行田市は埼玉県の名前の由来となった歴史と伝統があるまち。県と市がタッグを組み、市が限りない発展を遂げるよう願っています」と祝辞を述べた。 行田市は、市や市民の誇りとなる顕著な業績があったゆかりの人をたたえる「行田市栄誉賞」を新設。第1号として、同市出身で内閣府と厚生労働省の事務次官や人事院総裁を務めた江利川毅氏(77)を表彰した。受賞した江利川氏は「人間としての土台は、高校卒業まで過ごした行田市でつくられたもの。表彰され、感無量です」と感謝した。 市に関係がある73の個人と団体への各表彰も実施。行田アンサンブル協会と行田音楽家協会のオープニングセレモニー演奏も行われた。