ちょっと待ってくれよ、シャンクス… 『ワンピ』赤髪海賊団がつぶした新鋭海賊たち
海に沈んだふたりの行方は?
現在、『ONE PIECE(ワンピース)』で進行中の「エッグヘッド編」では、世界の秘密を話す天才科学者「ベガパンク」の放送や、長い間登場していなかった「スモーカー」「ドフラミンゴ」といった懐かしい面々が描かれ、ファンを興奮させました。 【画像】自業自得ではあるけど… こちらがシャンクスに殺されたかもしれない海賊です(3枚) ※この記事には単行本『ONE PIECE』110巻以降の内容を含みます。 さらに「エッグヘッド編」では、これまでおとなしかった「シャンクス」が「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)」を奪りに動き始めました。そして、動き出して間もない期間に、かつて「モンキー・D・ルフィ」と肩を並べて戦った新鋭海賊たちが次々にやられてしまいます。 まず、キッド海賊団の船長「トラファルガー・キッド」です。巨人族の国「エルバフ」でキッドから戦いを仕掛けました。キッドの磁力を操る「ジキジキの実」で赤髪海賊団の全滅を狙いましたが、最悪の未来を見たシャンクスが、大技「神避(かむさり)」でキッドに致命傷を与えます。 これにはキッドだけでなく、援護していた「キラー」にまで被害が及びました。船長、副船長の命の危機を感じたキッド海賊団の船員は「ロード歴史の本文(ポーネグリフ)」を渡し、命乞いをします。しかし、その願いが聞き届けられることはなく、巨人族の「ドリー」と「ブロギー」による技「覇国」によって船は粉々になり、船員は海に沈みました。 キッドは過去にも赤髪海賊団に戦いを挑み、船長であるシャンクスとは会うことも叶わないまま片腕を失いました。正確に描写されたわけではないため、赤髪海賊団の船員たちの会話から推察するに、副船長の「ベン・ベックマン」に返り討ちにされたようです。 続いては、バルトクラブの船長であり、ルフィを敬愛する「バルトロメオ」です。バルトロメオは「ガルテル島」に立てられた赤髪海賊団の旗を燃やし、目を付けられました。 バルトロメオは自分自身が傷だらけになった後、「一か月以内に麦わらのルフィに猛毒を飲ませろ」と命令されます。しかし大好きなルフィ先輩に迷惑はかけられない、と自ら毒を飲み干しました。最終的にそれは毒ではなかったため、そのことに気付いた瞬間、バルトロメオたちは猛スピードでその場から逃げ出します。 しかし、そこまで甘くないのが終わらないのが四皇たるゆえんでしょう。シャンクスは、それ以降追いかけようとするそぶりは見せませんでしたが、凄腕の狙撃手「ヤソップ」の一撃によってバルトロメオの船は木っ端みじんになりました。 シャンクスは「ワノ国編」で、海軍大将の「緑牛(アラマキ)」に覇気で威嚇し、ルフィら海賊たちを手助けしました。当時は疲れ切っていたため助けたようですが、今回は万全の状態だったこともあり、敬意を持って、手加減なくコテンパンにしたのでしょう。 キッドもバルトロメオも「悪魔の実」の能力者なので、海では泳げません。「マーシャル・D・ティーチ」に敗北した「トラファルガー・ロー」を「ペボ」が助けたように、それぞれの船員が助けていれば再登場もありそうですが、船員があそこまで強力な一撃に耐えられたのか、という不安もあります。2組の新鋭海賊たちは生きて再登場するのでしょうか?
マグミクス編集部