「震度6強の地震で原発事故が発生」志賀原発で大規模な防災訓練 約1700人が参加
北陸電力の志賀原子力発電所で、地震による原発事故が発生したという想定で23日、志賀町周辺などでは大規模な訓練が行われています。 【写真を見る】「震度6強の地震で原発事故が発生」志賀原発で大規模な防災訓練 約1700人が参加 この訓練は、県と周辺の自治体、北陸電力などが毎年行っていて、今年は震度6強の地震で、志賀原発2号機の冷却装置が故障し、放射性物質が外に漏れだしたという想定で行われました。原発構内に設けられた災害時に使用する施設では、午前8時ごろ、冷却装置が故障したことを受け、異常事態を知らせる緊急通報が出されました。 現地での対応拠点となる県のオフサイトセンターでは、地震の発生を受けて関係機関の職員が、原発や住民の避難に関する情報の伝達経路を確認しました。また、原発から5キロ圏内にある志賀町福浦地区では、地震によって道路が寸断したという想定で、住民が航空自衛隊のヘリに乗って避難しました。 訓練に参加した男性は「原発に近いところに住んでいるので訓練に関しては意識が高いと思う。もしもの時のために訓練は必要だと思う」と話していました。 訓練にはおよそ240の機関からおよそ1700人が参加していて、金沢市でも避難してきた住民の受け入れ体制などを確認します。
北陸放送