【ボクシング】無敗王者マルティネスが井岡一翔を圧倒し2団体統一「うれしくてたまらない」
<プロボクシング:WBA、IBF世界スーパーフライ級王座統一戦>◇7日◇東京・両国国技館 プロボクシングIBF世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)がWBA世界同級王者井岡一翔(35=志成)との2団体王座統一戦に臨み、12回3-0判定勝ちを収めた。 16勝9KOの王者が無敗をキープした。持ち味のパワフルな攻撃的スタイルを披露し、序盤から多彩なパンチを繰り出した。ダウンは奪えなかったが、最後まで手を止めず打ち合いを制した。勝利が決まると「今夜の勝利はうれしくてたまらない」。涙を流し「私は自分のできることをリングの上でした。すべて出した」と喜んだ。 井岡については「チャンピオンの中でも経験が素晴らしいチャンピオン。だから4つのカテゴリーが違うチャンピオンになったと思う」と評した。 22年2月、9度の防衛に成功した当時のIBF王者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)から王座を奪った。その後に初防衛戦となった再戦(22年10月)でも勝利。強豪に2連勝し、一気に知名度を上げた。約1年1カ月ぶりの防衛戦で圧倒し、WBAのベルトを手に入れた。