【高校野球】秋田商が3年連続28度目の東北大会切符…鈴木洸太郎遊撃手が3安打4打点
◇高校野球春季秋田県大会 ▽準決勝 横手清陵学院2-11秋田商=8回コールド=(25日・さきがけ八橋) 東北6県で準決勝が行われ、勝利校が東北大会(6月14~18日・宮城)出場を決めた。秋田は秋田商が11―2の8回コールドで横手清陵学院を破った。 秋田商の2番・鈴木洸太郎遊撃手(3年)が快音を響かせた。2―2の4回1死二塁、真ん中にきた変化球を捉えた。「甘い球を積極的に狙うことをチームとして練習してきた。やってきたことを出す面ではすごくできた」。5回2死二、三塁でも左中間を破る2点適時二塁打を放つなど、3安打4打点の大暴れだった。 冬から今大会に向けては打撃の技術だけではなく、メンタル面も強化。「初球から狙ったり、甘い球を見逃さないようにして、勝負をしにいく気持ちを磨いてきた」。攻撃的なバッティングで勝負強さを発揮し、チームをけん引した。 27日の決勝戦は3年連続で明桜と対戦する。前回大会では0―8で敗れた相手。「対策は特に考えてないですけど、どんな投手が来ても打ってやるぞという気持ちで戦いたい」。好投手を打ち負かし、リベンジを果たす。(山崎 賢人) 〇…明桜は秋田南に6-0。安定度抜群の戦いで秋田南を6―0で破った。5回から登板した2番手・松橋裕次郎投手(3年)が1安打7奪三振の快投。6回は四死球と安打が絡み1死満塁のピンチを迎えたが、その他の回は打者3人でピシャリ。しかし「どこか集中力が欠けていたのが6回に出てしまった。納得がいかない試合だった」と笑顔はない。2年連続17度目の優勝を目指して、気を引き締めて決勝を戦う。
報知新聞社