小池都知事「自粛疲れはまだ早い」 東京都内で過去最多の201人の感染確認
東京都の小池百合子知事は17日の定例記者会見で、都内で新たに201人の新型コロナウイルス感染を確認した、と発表した。1日当たりの感染者としては過去最も多く、200人超えも初となる。
小池知事は「超えてほしくないという思いだったが、ついに200を超えてしまったかということ。ホテルの確保なども進めているので、医療崩壊を招かないように、感染症防止の策を実践していきたい」と話した。 また、感染者数の発表後、自身の支援者の1人が新型コロナウイルス感染症によって亡くなったことも明らかにした。「本当にコロナが人の命を奪うんだ、ということをあらためて心に刻みながら、感染症の拡大をいかに減らしていくのか、防いでいくのか。みなさんとともに闘っていきたい」と述べた。 16日に、政府が緊急事態宣言の対象範囲を7都府県から全都道府県に広げたことについては、「全国においても感染拡大の傾向が見られている中、特に大型連休を控えていることから、人の移動を最小化したいという観点からの判断と認識している」と話し、「東京都としてはなすべきことを、他の道府県とも連携しながらしっかり取り組んでいきたい」とした。 都民に対しては、「週末、不要不急の外出は控えて」と改めて要請。「日本、東京において、コロナウイルスとの闘いは始まったばかり。自粛疲れというのはまだ早いというのが現実と思ってほしい」と話した。