ふくしまFM企画で誕生、日本酒発売 浪江の鈴木酒造店が製造
ふくしまFMの企画を契機に鈴木酒造店(浪江町)で製造された純米吟醸酒「ふくりんりん」が29日、県内外の酒販店や観光物産館などで発売される。720ミリリットル入り1800円(税別)。初回2千本限定生産。 番組で県内酒蔵を紹介するコーナーのパーソナリティーを務める北村茉倫(まりん)さんの「本県産にこだわった日本酒を造りたい」との思いで企画が始まった。 県酒造組合の鈴木賢二特別顧問が監修。大熊町産の県産酒造好適米「福乃香」や、浪江町の取水場でくみ上げた阿武隈山系の地下水を使用。出来上がりの香りが違う「うつくしま煌(きらめき)酵母」と「うつくしま夢酵母」を使った。北村さんの希望に合わせ、甘口のフルーティーな味わいで、後味がすっきりとした日本酒に仕上げた。 28日に同FMの番組内で発売記念の生放送が行われ、北村さんと鈴木特別顧問、同酒造店の鈴木荘司専務が出来上がった日本酒について語り合った。北村さんは「いろいろな食事や甘い物などにも合うので楽しんでほしい」と話した。
福島民友新聞