日本ハム・新庄監督

◇8日　楽天2―0日本ハム（楽天モバイルパーク宮城） 　日本ハムはレギュラーシーズン最終戦を終えた。新庄剛志監督は、2年連続最下位から2位へ躍進した今季を、「SNSのやりとりが大きなポイントだった」と回顧。SNSを通じて選手とコミュニケーションを深めたことが、チームの成長につながったと語った。 　新庄監督はインスタグラムで個々の選手に直接メッセージを送っている。内容は具体的だ。「1軍で活躍できなかった選手に対して、『鎌ケ谷（2軍）で6本安打を打ったら戻すよ』とか。2日で打つ選手とかいたからね。清宮君には確か15本って言ったかな。投手だったらテンポを上げてみたいな話をしたり。お金の話もします。これくらい活躍したらこれくらい上がると」 　監督直々の踏み込んだアドバイスで、選手のモチベーションが上がらないわけがない。「僕たちの時代はなかったからね。当時、そんなメーセージがきたら張り切る、張り切る」と笑顔。次第に選手から質問を投げかけられることも増えた。 　「メッセージを送るには、（2軍も含めて）ずっと見ておかないといけない。自分を追い込むためにやっていたという意味もあります」と監督。現代風の手綱さばきで選手を掌握している。