【東京プリンセス賞】6番人気フェルディナンドが重賞初制覇
安藤洋騎乗で6番人気のフェルディナンドが、クビ差で重賞初制覇を飾った。道中は折り合いをつけながら5、6番手を追走。4コーナーで外に持ち出されるとじわじわと脚を伸ばし、逃げ粘る1番人気ローレルフレイバーをゴール寸前でかわした。タイム1分57秒3(重)。安藤騎手はデビュー16年目で初のタイトルを獲得。上位2頭は関東オークス(6月12日、川崎、JpnⅡ、ダ2100メートル)の優先出走権を手にした。 ■フェルディナンド 父ヘニーヒューズ、母アグネスダリム、母の父ゴールドアリュール。栗毛の牝3歳。大井・藤田輝信厩舎所属。北海道浦河町・富田牧場の生産馬で、馬主は(有)富田牧場。戦績5戦3勝。獲得賞金3164万5000円。重賞は初勝利。東京プリンセス賞は藤田輝信調教師、安藤洋一騎手ともに初勝利。 ◇ ◆安藤洋騎手(フェルディナンド1着)「感無量です。調教からも体調の良さは分かっていたので、自信を持って乗った。最後はよく捕らえてくれた」 ◆藤田輝調教師(同)「折り合いが心配だったけど、掛からなかったし手応えも十分だったので『これなら』と思っていた。今後は関東オークスも視野に入れて調整していく」 ◆野畑凌騎手(ローリエフレイバー2着)「つつかれて力んでしまった。最後もまた伸びていたけど、勝ち馬の切れが上だった」 ◆森泰斗騎手(プリンセスアリー3着)「勝ち馬がいたポジションを取りたかった。でも、初物づくしで力を示してくれた」 ◆御神本訓騎手(ミスカッレーラ4着)「仕上げが難しい馬だけど、いい行きっぷりだったし、デキは良かった。距離はギリギリかな」 ◆矢野貴騎手(シトラルテミニ5着)「第3希望のポジションだった。スタートと位置取りは課題だけど、最後はよく差を詰めている」