指示通り玄関先に現金置き…50代女性が1636万円詐欺被害 福井県警が捜査、警察官などかたる電話
福井県警大野署は11月11日、同県大野市の50代女性が警察官や検察官を名乗る男から電話を受け、現金1636万3千円をだまし取られたと発表した。同署は特殊詐欺事件として捜査している。 同署によると10月28日、女性宅の固定電話に警察官をかたる男から「あなたの携帯電話と口座が薬物事件に使われている」などとする電話を受けた。その後も警察官や検察官を名乗る男から複数回連絡があり、口座番号などを伝えた。 11月1日には、警察官をかたる男から「検事が薬物事件の犯人であることが分かった。あなたの口座からお金を引き出すかもしれない」「口座から下ろした現金は裁判所で預かる」などと電話があった。女性は金融機関の窓口で現金を下ろし、指示通り自宅の玄関先に置き、現金は持ち去られたという。
福井新聞社