センバツ21世紀枠 川之石が四国候補校に /愛媛
来春の第93回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高野連主催)の「21世紀枠」で9地区の候補校が11日発表され、四国からは川之石(八幡浜市)が選ばれた。県内から地区候補校が選ばれるのは87回大会(2015年)の松山東以来。 1948(昭和23)年創部。西日本豪雨(2018年)で自宅が被災して避難所から通う部員がいたなどハンディキャップを抱えつつ、今秋の県大会で強豪・宇和島東を破って8強に進出した。一方で人手不足に悩んでいる地元ミカン農家の収穫ボランティアに従事する姿勢などが評価された。 この日は松本富繁監督(48)が地区候補決定を選手らに報告。「遠い夢が少しずつ手の届く夢になってきた。喜びをかみ締めつつ、高いモチベーションを保ちながら努力してほしい」と述べた。河野悠大(はると)主将(17)=2年=は「体づくりに励み準備を進めたい」と語った。 大会に出場できる21世紀枠は、来月29日の選考委員会で地区候補9校の中から3校に絞られる。【遠藤龍】