本気で言っているの?「私の野球観ではMVPは大谷翔平ではなくメッツのイグレシアスだ」フィリーズ通算233本塁打のカステヤノスが今さらの”暴論”で波紋
フィリーズの通算233本塁打のスラッガー、ニック・カステヤノス外野手(32)が満場一致で2024年のMVPに選ばれた大谷翔平(30)の選出に物言いをつけた。米ポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演して「私の野球観ならメッツのイグレシアスがMVPだ」と発言したもの。メッツのホセ・イグレシアス内野手(35)は、エンゼルス時代の大谷の”親友”だった二塁手。今オフに来日して観光を楽しむなど、親日家で知られるカステヤノスは、なぜ問題発言をしたのか? 【映像】大谷の愛犬デコピン逃走の衝撃シーン
今さらなんで?という話だが、フィリーズの主軸であるカステヤノスが2年連続で30人の満票で選出された大谷のMVPに異論を唱えた。 米メディア「ジョムボーイ・メディア」のポッドキャスト番組「クリス・ローズ・ローテーション」に出演して「私の野球観から言えば、メッツのイグレシアスがナ・リーグのMVPだ」と語ったのだ。 司会のローズ氏が、その理由を聞くと「チームの勝利に最も大きな影響を与えている選手がMVPであるならイグレシアスほど大きな重みを持つ選手は他にいない」と返答した。 カステヤノスはタイガース時代の元同僚であるイグレシアスを絶賛した。 「彼がメッツに入って、チームにラテン的な陽気さをもたらしたことで(フランシスコ)リンドーアの緊張を解き放ち(マーク)ビエントスはレギュラーの三塁手としてプレーできるようになったんだ。方向性がないように見えた選手たちがたくさんいたが、彼らはプレーオフに進出し、そこにたどり着いた。メッツの誰もがOMGの看板を持っていた」 メッツをプレーオフへ導いたムードメーカーとして評価したのだ。 2011年にメジャーデビューしたキューバ出身のイグレシアスは、2021年には大谷と共にエンゼルスでプレー。大谷がホームランを打った際にベンチで派手に出迎えていたことで知られる大谷の親友の背番号「4」だ。 その後、メジャーでプレーできない時期もあったが、今季からメッツに加入して復活。主に「7番・二塁」で85試合に出場しただけだったが、打率.337、4本塁打を残し、bWARは3.1。そして何より彼の存在がチームで際立った理由は、6月に歌手デビューすると、その南米風の陽気なアップテンポの曲「OMG」が大ヒット。アーティストのジェローム・マクロイがデザインした「OMG」のボードがホームランを打った選手をベンチで出迎えるセレブレーションに使われ、スタンドでも多くのファンが「OMG」ボードを掲げた。公式グッズにも採用され、プレーオフ進出を果たしたミラクルメッツの象徴となり、今オフにはそのボードが全米野球殿堂に展示された。ちなみに「OMG」とは、「オー・マイ・ゴッド」の頭文字をとった英語圏のネットスラング。「なんてこった!」という意味で使われる。
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