板垣恭一×小西遼生「京極堂・百鬼夜行シリーズ」ミュージカル化第2弾『鉄鼠の檻』本日開幕
累計1000万部を超える京極夏彦のミステリー小説、「京極堂・百鬼夜行シリーズ」。なかでも最高傑作との呼び声高い『魍魎の匣』を2021年にミュージカル化したイッツフォーリーズが、好評を受けて今度は『鉄鼠の檻』をミュージカル化する。上演台本・作詞・演出と主演は、前作に引き続き板垣恭一と小西遼生。作曲・音楽監督は、演劇『ハイキュー‼』、舞台『鬼滅の刃』、ミュージカル『町田くんの世界』などで知られる和田俊輔が新たに務める。 【全ての写真】ミュージカル『鉄鼠の檻』扮装ビジュアル(全11枚) 時は昭和28年初春。古物商の今川雅澄は、僧侶の小坂了稔より依頼を受け、箱根山中の仙石楼に投宿する。だが了稔からの続報を待つ今川の前に現れたのは、雪の中で座禅を組んだまま死んでいる了念の遺体だった。不可解な現場に、旅館は騒然となる。時を同じくして箱根を訪れていたのは、憑物落としの古本屋、京極堂こと中禅寺秋彦(小西)と、その友人で作家の関口巽(神澤直也)。そこに東京から呼ばれた探偵の榎木津礼二郎(北村諒・横田龍儀)も加えた一行は、やがて箱根山連続僧侶殺害事件に飛び込んでいくこととなる。 出演はほかに、上田堪大、高本学、小波津亜廉、松原剛志、福本伸一、内田紳一郎、畠中洋ら。2.5次元作品で注目の若手からイッツフォーリーズの俳優、ミュージカル界のベテランまで幅広いキャストが集い、いまだ映画化も舞台化もされていない長編の立体化に挑む。「1376ページものの小説をたった数時間でお客様の心に届くものに纏め上げるという難題に少しワクワクしているのは、この生業に潜む憑き物でしょうか。世の中の面白さをまたひとつお届け出来るように、一同全力を尽くします」とは、その中心に立つ小西の弁。 一方、演出の板垣は「禅とは何か、悟りとは何かを歌うミュージカルは前代未聞だろうと思っての挑戦です」とコメント。“難題”であり“前代未聞”の“挑戦”は、果たしてどう実を結ぶのか? 原作ファンもミュージカルファンも注目の公演は、本日6月14日(金)に東京・紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで開幕し、月末には大阪でも上演される。 文:熊田音子 <公演情報> イッツフォーリーズ公演 ミュージカル『鉄鼠の檻』 原作:京極夏彦『鉄鼠の檻』(講談社文庫) 上演台本・作詞・演出:板垣恭一 作曲・音楽監督:和田俊輔 出演: 小西遼生 北村諒(Wキャスト)・横田龍儀(Wキャスト) 神澤直也 上田堪大 高本学 小波津亜廉 大川永 宮田佳奈 伊﨑右典 森隆二 吉田雄 近藤萌音 小原悠輝 藍実成 岡田翔大郎 山下真人 身内ソラ 光由 志賀遼馬 宮村大輔 岩城風羽 吉田美緒 塩嶋一希 松原剛志 福本伸一 内田紳一郎/畠中洋 【東京公演】 2024年6月14日(金)~6月24日(月) 会場:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA 【大阪公演】 2024年6月28日(金)・29日(土) 会場:サンケイホールブリーゼ