【プレビュー】3試合負けなしの流れをキープしたい町田と5戦勝ちなしの流れを変えたいC大阪が激突 | Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは5月15日に第14節が開催。町田GIONスタジアムでは、FC町田ゼルビアとセレッソ大阪の一戦がミッドウィークに行われる。 ●【ピッチサイドVLOG】壮絶な打ち合いとなった「FC東京vs柏」をハイライト&ピッチサイド視点でお届け!
少し前まで熾烈な首位争いを繰り広げていた町田とC大阪。だが、最近はお互いの明暗が分かれる結果となっている。このミッドウィークに流れをキープしたい町田と流れを変えたいC大阪が激突する。 町田は3試合負けなしだが、前節は湘南ベルマーレにスコアレスドローという結果に終わり、3連勝とはならなかった。前節の結果を受けてヴィッセル神戸に勝ち点で並ばれ、得失点差によって再び2位に後退。J1初挑戦で快進撃を続けているのは間違いないが、さらに高みを目指していく上でも再び勝利の歩みをスタートさせたいところだ。 リーグ戦では2勝3敗と負け越した4月は、全10失点のうち、7失点を喫し、町田の強みである堅守が影を潜めたが、5月はここまで3試合連続クリーンシート。前節は、湘南に15本のシュートを放たれながらもGK谷晃生やDF昌子源らを中心に堅守を取り戻せていることが何よりもポジティブだ。 一方で攻撃の方は前節、FWオセフンのゴール取り消しや途中出場のFW藤尾翔太のバーを直撃したへティングなど決定機を作りながらもゴールを仕留め切れなかったという反省が残った。晴れてパリ五輪の切符を掴んで帰還したU-23日本代表のMF平河悠は湘南戦で先発に復帰したものの、藤尾は途中出場が続いている。プロデビューを飾った古巣との一戦になる今節、古巣撃破に貢献する9番の姿に期待したい。 敵地に乗り込むC大阪は、開幕から9試合目で初黒星を喫した後に、二つの引き分けを挟んで、前々節の大阪ダービー、前節は神戸との上位対決に敗れ、今季初の連敗中。5試合勝ちなしと苦しい状況から抜け出せていない。一時は首位に立ったものの、現在は神戸や町田と勝ち点「6」差。ここで上位争いに踏みとどまれるかが問われている。 大阪ダービーで負傷したDF毎熊晟矢と登里享平という両サイドバックを欠いた前節は、左にはDF舩木翔を、右にはリーグ初先発のDF奥田勇斗を起用して穴埋めを図った。特に奥田は、状況に応じてボランチの位置に入って、ビルドアップに関わりながら右サイドの攻撃を活性化。攻撃ではいい形で絡むシーンも多かっただけに、今節のパフォーマンスにも期待したい。 ただ前節は、今季ワーストの4失点。特にセットプレーから2つのゴールを許したところは、セットプレーを武器とする町田の強みを踏まえても改善点だろう。そういった状況を立て直す存在として期待したいのがU-23日本代表から帰ってきたDF西尾隆矢だ。前節はベンチ入りしたものの出場機会はなかったが、町田のロングボールを弾き返すキーマンになり得る存在だ。ここで意地を見せ、首位撃破に貢献したい。 最後に笑うのはどちらのチームか。注目の一戦は15日、19時にキックオフを迎える。