日本代表、予想スタメン全選手紹介。バーレーン代表戦、三笘薫の起用は…【アジアカップ2023】
日本代表は31日、AFCアジアカップカタール2023ラウンド16でバーレーン代表と対戦する。冨安健洋や久保建英のようにコンディションを上げている選手たちがいる一方で、ここまで出場がない三笘薫の先発はあるのか。日本代表のスタメンを予想する。 【画像】日本代表、バーレーン代表戦の予想フォーメーションはこちら
GK:鈴木彩艶(背番号23) 生年月日:2002年8月21日(21歳) 所属クラブ:シントトロイデン(ベルギー) 23/24リーグ戦成績:16試合26失点 日本代表通算成績:7試合5失点 日本代表のゴールマウスを守る21歳に対する風向きは芳しくないが、鈴木彩艶はチームからの信頼を失っていない。鈴木と遜色ないパフォーマンスを見せられるGKがいれば話は別で、その意味では昨年12月に右手舟状骨骨折の手術を受けた大迫敬介の不在はこの起用に大きく影響しているはずだ。 大会前までは4試合すべてを無失点で抑えたが、そのほとんどが一方的な試合で、シュートが枠内に飛んでくることがなかった。今大会は3試合で5失点。たしかに鈴木自身に落ち度がなかったと言えば嘘になるが、チームとして課題が露呈したシーンもあり、求められるレベルの高さを考慮する必要もあるだろう。 今大会は5失点のうちセットプレーからの失点が3を占めている。これまでもセットプレーからの失点は多く、GK個人の問題というよりはチーム全体が問題を抱えているといった表現が正しいだろう。インドネシア代表戦から中6日で迎えるバーレーン代表戦は、クリーンシート(完封)を目指すことになるだろう。
DF:板倉滉(背番号4) 生年月日:1997年1月27日(27歳) 所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ) 23/24リーグ戦成績:7試合2得点0アシスト 日本代表通算成績:24試合1得点1アシスト 昨年10月に足首の関節遊離体除去手術を受けた板倉滉は、この大会に照準を合わせて復帰している。ただ、ぶっつけ本番に近い状態だったこともあり、初戦、2戦目のパフォーマンスは、本来の能力からすると物足りないものだろう。ただ、決勝トーナメントに向けてコンディションは上がっているはずだ。 24日のインドネシア代表戦はベンチ外だった。所属するボルシア・メンヒェングラートバッハは風邪としたが、本人曰くバーレーン代表戦の出場は問題ないようだ。冨安健洋も復帰した厚みを増すディフェンスラインを統率するリーダーシップが求められる。 バーレーン代表には身長194cmのアブドゥラ・ユスフ・ヘラルと身長192cmのアブドッラー・アル・ハシャシという2人のセンターフォワードがおり、両者ともグループステージでゴールを決めている。空中戦の競り合いで負けないことはもちろんだが、板倉を中心にディフェンスラインをしっかりと押し上げる必要がある。イラク代表戦のように苦しい展開にならないためには、コンパクトな陣形を保ってセカンドボールを回収しなければならない。そういった意味でブンデスリーガでしのぎを削る板倉の力が必要になってくるはずだ。