「紅麹」問題 “サプリ摂取者”に取材「とても怖い」 1人が腎疾患で死亡…入院報告が新たに50件
そもそも、一般的な紅麹について専門家は次のように話します。 食品安全に詳しい東京大学 唐木英明名誉教授 「コレステロールを下げる、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを下げることが期待され健康食品になった」 健康食品として販売されている商品も多く、紅麹そのものが問題というわけではありません。しかし、小林製薬のこの紅麹サプリメントをめぐっては、腎臓の疾患などを訴える人が相次いでいて、例えば…。 紅麹サプリを摂取(30代) 「いわゆるけん怠感を感じたり、夜間にトイレに行く回数が1日につき3~4回とか増えて、目が覚めちゃう」
小林製薬によると、腎臓の疾患などで入院が確認されている患者は25日までに26人。さらに26日、入院の報告が新たに50件寄せられたといいます。そして、死亡した人もいたことが判明。腎臓の疾患だったということです。 紅麹サプリメント摂取(30代) 「もう…とても怖いですね。この商品、手元からなくしたいくらい気持ち悪いですね、見るのが」 ◇ 厚生労働省と消費者庁は、小林製薬の担当者にヒアリングを行っていて、さらに有害な物質が含まれていなかったかどうかなど、食品衛生法に違反していないか調べるとしています。