「求む大学生の魅力アップ策」 千葉・我孫子市と中央学院大が連携 若者定住狙う
大学生のユニークな提案、お待ちしています-。千葉県我孫子市は市内にある中央学院大と連携し、同大の学生から「我孫子の魅力アップ」をテーマとした施策を募集している。大学生に施策提案を通じて「我孫子」への関心を高めてもらうのが狙い。11月に提案発表会が行われ、創造性や実効性などを副市長や学長らが審査する。優秀な提案を表彰し、事業化を検討する方針だ。 市によると、進学や就職などを契機に、若者が市外に流出するケースが多い。 今後、若者に市内に住み続けてもらうには、大学生による独自の視点や柔軟な発想を活用した取り組みが必要だと判断し、施策の募集に乗り出した。 募集対象は中央学院大に在籍するグループや個人で、提案について指導・助言する教員がいることが条件だ。応募は10日までに参加を申し込み、9月に施策提案の骨子を大学内の事務局に提出する。学内審査で最大で6つの提案に絞り込まれ、11月の発表会に臨む。 我孫子市の星野順一郎市長は6月25日の記者会見で、大学生による施策の提案について「若い人たちが抱く興味や関心を知るだけでも効果がある。(市の政策に)反映できるものがあれば、ありがたい」と期待を寄せる。(岡田浩明)