【阪神】岩崎優を来季守護神に固定…藤川新監督が〝運用〟任せる金村コーチとの信頼関係
阪神・藤川球児監督(44)が22日に行われた「サンテレビゴルフ」のラウンド終了後に報道陣の取材に対応。来季の守護神として岩崎優投手(33)を固定起用する考えを明かした。 【写真】秋季キャンプ中に藤川新監督と打ち合わせする金村投手コーチ 今季は助っ人右腕・ゲラと岩崎の2人を「Wクローザー」として起用してきたが、虎の新指揮官は「胴上げ投手にもなっているし、僕としたらものすごく心強い存在。彼らしくやってくれればいい」と背番号13への信頼を強調。現役時代に自身も担ったクローザーの大役を託すことを早くも決めた。 「投手を中心とした守りの野球」を掲げる藤川虎にとって、12球団屈指の陣容を誇るブルペン陣はまさにチームの生命線。中継ぎ投手の管理&運用は新政権の発足とともに、3年ぶりにタテジマに袖を通すこととなった金村暁投手コーチ(48)に託されることになる。藤川監督も既に「ブルペンに関しては、一切をお任せします」と本人に伝えているという。 金村コーチは2016年から22年までの計7年間、阪神の投手コーチとしてブルペンを担当。20年限りで現役を引退した藤川監督とは「選手とコーチ」という間柄で長く接していたこともあり、信頼関係は深い。 同コーチは矢野政権最終年となった22年のシーズン途中から、選手の起用も含めた中継ぎ陣運用の全権を掌握。開幕当初はドン底状態だった虎ブルペンを湯浅、浜地ら若手選手の起用を軸に立て直し、再整備に成功した手腕は高く評価されている。 この日の藤川監督も「(中継ぎの)駒と布陣に関しては、金村コーチと片山(BC兼ブルペン)コーチがそろえてくれると思っていますから」と自身の〝幕僚〟への厚い信頼を改めてにじませた。
東スポWEB