小中学校時代の恩師のビデオメッセージを笑顔で観賞する参加者＝14日午後、鬼北町下鍵山

　愛媛県鬼北町日吉地域で14日、20歳の門出を祝う「20歳の同級会」が開かれた。同町下鍵山の日吉住民センターを会場に、色鮮やかな浴衣やスーツ姿の13人が町内外から出席。古里の思い出話に花を咲かせながら、大人の自覚を新たにした。 　帰省しやすいお盆の時期に合わせて日吉公民館が開いており、今年は対象者全員が出席。宮本茂幸館長が「場所にかかわらず、自分を持ち、周囲に流されない社会人になってほしい」とあいさつし、参加者は輪になって将来の夢や地域への思いを述べた。 　体育教師を目指す環太平洋大2年の今城佳奈さん（19）は「日吉の住民の温かさは昔から変わらない」と笑顔。来年は日吉中学校で教育実習を予定しており「いつか教師としてこの地域に戻ってきたい」と夢を語った。