「おやじ狩り」容疑で少年2人を逮捕 被害者はあごを骨折 警視庁
路上で面識のない男性に大けがを負わせて金品を奪ったとして、警視庁は、大阪府茨木市の無職少年(17)と、東京都荒川区の大学1年の少年(19)を強盗致傷容疑で逮捕し、10日に発表した。19歳の少年は「興味本位でやった」、17歳の少年は「知らない」などと供述しているという。 少年事件課によると、2人は昨年11月9日午前4時5分ごろ、共謀し、東京都新宿区百人町1丁目の路上で、歩いていた会社役員の男性(57)=千葉県市原市=の頭や顔を特殊警棒で殴るなどしてあごの骨を折るなどのけがを負わせたうえ、財布や現金約3万円、キャッシュカード1枚などを奪った疑いがある。「ホテルはどこですか」と男性に声をかけて振り向いたところで突然殴り、逃げる男性を追いかけてさらに暴行を加えたとみている。 2人はこの日、同区歌舞伎町で知り合ったばかりだった。同課が事件に至る経緯を調べている。(吉村駿)
朝日新聞社