2024-25シーズンのアーセナルの“理想形”とは? 現地メディアが提言
2023-24シーズンのプレミアリーグで最終節まで優勝争いを演じながら、わずか2ポイント差でタイトルを逃したアーセナル。スポーツダイレクターを務めるエドゥ氏の目はすでに次のシーズンに向けられているようで、イギリス『デイリーミラー』電子版によると、今夏の補強計画について次のように語っているという。 「補強は何週間にもわたるプロセスが必要だ。私の机の上には、獲得候補選手に関する180ページ超のレポートがある。非常に詳細なレポートだ。身体面や技術、精神面などの特徴やプレミアリーグでの経験の有無、チームに適応できるかどうかなど、あらゆることが記載されている」 「我々は自分たちの欠点を分析し、どこを改善し、どこに投資できるかを1月から話し合ってきた。私やミケル(アルテタ監督)の一存ではなく、グループ全体で決めるんだ」 優勝したマンチェスター・シティとの差を埋めるために、アーセナルは今後数カ月の間に様々な策を練り、来シーズンのチームを作り上げていくはず。では、『デイリーミラー』電子版は2024-25シーズンのアーセナルの“理想形”をどのように見ているのか。 まず、GKはダビド・ラヤ。現在はブレントフォードからの期限付き移籍の身であるが、完全移籍への移行は既定路線と見られており、引き続き守護神を務めると思われる。一方、ベンチに追いやられたアーロン・ラムズデールは退団する可能性が高いという。 最終ラインはほぼ盤石と言える。リーグ戦での29失点は最少の数字であり、クリーンシートの回数(18回)もどこよりも多かった。右サイドバックではベン・ホワイトが存在感を示し、センターバックのウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスは完璧なコンビネーションを見せた。左サイドバックだけが一貫性に欠けており、オレクサンドル・ジンチェンコや冨安健洋、ヤクブ・キヴィオルが併用されたが、来シーズンは最終節で復活を遂げたユリエン・ティンバーがこのポジションのファーストチョイスになる可能性がある。 中盤は新戦力のデクラン・ライスとキャプテンのマルティン・ウーデゴールが素晴らしいシーズンを送った。シーズン終盤にはトーマス・パーティも主力を務めたが、彼が退団することになった場合は新戦力を確保する必要がある。筆頭候補はニューカッスルに所属するブルーノ・ギマランイスだ。長年にわたってアーセナルが関心を示しているギマランイスは、6月に入ると契約解除条項が解禁になり、1億ポンド(約200億2700万円)を収めれば獲得できるとされている。 攻撃陣では、右ウイングのブカヨ・サカはアーセナルにとって不可欠な存在であり、最前線では最終的にカイ・ハヴァーツがファーストチョイスとなった。このポジションではRBライプツィヒのベンヤミン・シェシュコに関心を示しているようだが、獲得が実現した場合でも、プレミアリーグに順応するまでは引き続きハヴァーツがファーストチョイスとなるだろう。 そして、左ウイングはガブリエウ・マルティネッリとレアンドロ・トロサールが併用されていたが、ここに新たな競争が生まれる可能性がある。アルテタ監督はマンチェスター・ユナイテッドのマーカス・ラッシュフォードに関心を示し、話し合いの場を持ったと噂されている。こちらも獲得が実現した場合は強力なオプションになるだろう、というのが『デイリーミラー』電子版の見解だ。
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