今年はどれくらい暑くなる? 2024年の夏の気温見込み
原因のひとつが、「ラニーニャ現象」!
気象庁によると、ラニーニャ現象とは「同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象」とされています。
ラニーニャ現象が起きた2022年の夏には各地で暑さの記録が更新され、東京では猛暑日が16日になるなど、至るところで観測史上初めての記録となりました。2024年はラニーニャ現象が発生する可能性が高く、それに伴った気温の変化が考えられるため、今からでも本格的な暑さに備え、対策を講じておく必要がありそうです。 ちなみに、夏が暑くなる理由は「太陽に当たる時間が長くなる」ため。つまり、地球が太陽のまわりを1年に1回転する公転と、地軸を中心にして1日に1回転する自転が関わっています。地球の自転軸は少し傾いており、この傾きによって太陽の光が地面に当たる角度が変わるため、日照時間が長くなるとされています。 なお、梅雨が終わりに近づくと梅雨前線が北上し小笠原気団が勢力を強まることで、梅雨明けとなります。そして暖かく湿った空気の集まりの小笠原気団が発達し、「南高北低」の気圧配置となるため、夏の暑い気候になるというわけです。
このように、2024年の夏の平均気温は全国的に高いと言われていることがわかります。近年は熱中症患者の発生数が増加傾向にあるほか、夏ツーリングに行くライダーは特に、適度な水分補給や休憩を取るなどして、熱中症対策を講じる必要がありそうです。 なお気象庁のサイトでは、今後の天候の見通しとして日々の気温以外にも、平均気温や降水量などがまとめられています。突然の天気急変や熱中症対策のためにも、事前に確認をしておくと安心です。 ※ ※ ※ 今年の夏も平均気温が高くなる見込みであり、これにはエルニーニョ現象やラニーニャ現象が関わっていると言われています。夏場でも楽しく安全にバイクに乗るためには十分な暑さ対策のほか、普段から水分補給を定期的におこなうなどの日々の取り組みが大切だと言えるでしょう。
Peacock Blue K.K.