難病の子ども達 ケアのあり方考える
沖縄テレビ
難病と闘う子どもたちに必要なケアや支援について考える講演会が、うるま市で開かれました。 この講演会は重い病気を患う子どもやその家族が安心して過ごせる「こどもホスピス」の開設をめざす団体が主催したものです。 野球の独立リーグなどで活躍した高島輝一朗さんは5歳で急性リンパ性白血病を発症し闘病生活を送り、日常に戻れたものの15歳の時に再発しました。 高島さんは、治療中に勇気を貰えたという主治医の言葉を紹介しながら不安を抱えた子供たちの感情に寄り添うことが大切だと語りました。 ▽2度白血病を経験した高島輝一朗さん: 「『俺が治すから輝一朗は寝ていていいよ』という言葉でした。感情の奥深いところで抱いていた私の『助けてほしい』という願望に寄り添ってくれたお陰なのかなと思います」 続いて昭和大学附属病院で院内学級を担当する副島賢和さんは子ども達との接し方のポイントを紹介しました。 ▽昭和大学附属病院・院内学級担当 副島賢和さん: 「病院なんかでよくあります。『注射痛い』とか言ってるのに『痛くない』と言われるんですよね。その子を励ます・勇気づけるという意図のもとにいっぱい言われれいます。今感じている感情や感覚を一緒に味わってくれる人がいたら(子どもたちは)選択や挑戦に進めます。」 ▽参加者は: 「(児童が)治療で病院へいかないといけないとなったときに養護教諭という立場でどういうことができるか考えさせられる『するケア』としないことで子どもたちが成長する。(その)一端を担えたらなと感じました」 このほかトークセッションなども行われ、難病と闘う子ども達をどう支えていくか参加者が思いを巡らせていました。
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