MotoGP予選最速ライダーのバニャイア選手に『BMW M5』授与
BMWは、MotoGPの2024シーズンの「BMW M アワード」を、フランチェスコ・バニャイア選手に授与した。これは彼にとって3年連続の受賞となる。
BMW M アワードは、MotoGPの公式車両を務めるBMW Mが長年にわたり授与している賞。シーズンを通じて予選で最も速いライダーを選出する。今年は新型BMW『M5』が授与された。
バニャイア選手は、最終戦となったバルセロナでの予選で逆転勝利を収めた。それまでスペインのホルヘ・マルティン選手にわずか2ポイント差でリードを許していたが、最終予選でポールポジションを獲得し、逆転に成功した。
バニャイア選手は今シーズン、6回のポールポジションを含む計369ポイントを獲得し、マルティン選手を10ポイント差で上回った。
「3年連続でBMW M アワードを獲得できたことは、私にとって大きな意味がある」とバニャイア選手は喜びを語った。「昨シーズン終了時からこれを目標にしていた。達成できて誇りに思う」と付け加えた。
新型BMW M5は、電動化技術を搭載した2台目のBMW M アワード受賞車となる。これは、BMW Mが未来志向のイノベーションに取り組んでいることを示している。
BMW M アワードの最多受賞記録は、2013年から2019年まで7年連続で獲得したマルク・マルケス選手が持っている。バニャイア選手は2022年、2023年、そして2024年と3年連続で獲得し、バレンティーノ・ロッシやケーシー・ストーナーなど、著名なライダーたちの仲間入りを果たした。
歴代M5で初の電動化となった新型は、PHEVシステム全体で最高出力727hp、最大トルク1000Nmを獲得。Mツインパワー・ターボ・テクノロジーを採用した高回転型V8エンジンと電気モーターの組み合わせに加え、8速Mステップトロニック・トランスミッションとM xDrive全輪駆動により、0-100km/h加速は3.5秒とした。新型M5は、標準で最高速250km/hに制限されているが、オプションのMドライバーパッケージを選択すると305km/hまで引き上げられる。
レスポンス 森脇稔