阪神・原口、マラドーナもビックリ!?神の手Vホームイン 左手が「とっさに出ました」 七回にはトドメ弾、5番起用応えた
(日本生命セ・パ交流戦、オリックス0-5阪神、3回戦、オリックス2勝1敗、13日、京セラ)阪神・原口の〝神の手〟が虎に23イニングぶりの得点をもたらした。 【写真】阪神・原口文仁が〝打ち直し〟の2号ソロ! 「無我夢中で、どうやってタッチをくぐろうかと考えてる暇もなく、とっさに(左手が)出ました。最初の1点が大事やったんで。セーフになれてよかった」 6日の楽天戦(甲子園)以来となる「5番・一塁」で先発出場し、0-0の四回先頭で四球。1死から豊田の左翼フェンス直撃の二塁打で三塁へ。続く梅野の遊ゴロで本塁に突入した。紅林はワンバウンド送球。タイミングはアウトだった。だが、捕手のタッチをかいくぐり、左手でホームにベースタッチ。判定はセーフ。オリックス・中嶋監督のリクエストも覆らず、原口の左手が先制点を呼び込んだ。 本業のバットでも魅せた。4-0の七回2死からオリックスの3番手・才木の直球を左翼席へ。勝利を決定づける2号ソロは、不振の大山に代わって4番に座った5月16日の中日戦(バンテリンドーム)以来の一発だった。「しっかりいい形でボールを見られていたので。いい当たりにつながったんじゃないかな」と自画自賛。二回の第1打席で左翼ポール上段への飛球はファウルに。まさに〝打ち直し〟のアーチとなった。 岡田監督は、走塁&打撃で勝利に貢献した原口を「ええ仕事したよ、原口、久しぶりやけどな。名古屋以来か」とねぎらった。レギュラー陣がピリッとしない今、虎に欠かせない存在だ。(三木建次)