<リオ五輪速報>女子マラソン福士14位、田中19位、伊藤46位の惨敗
2時間29分53秒で14位に終わった福士は、レース後、「金メダルとれなかったあー」と絶叫。 「でも頑張った。ほんと、しんどかった。暑くて、色んなことがしんどかったけど、金メダルを目指したから最後まで頑張れました」と、明るい笑顔で続けた。 「これだけ頑張った自分はいない。特別な時間を過ごせました。マラソンは、きついな。ここまでの過程もレースも全部苦しいけれど、オリンピックのマラソンは出ていい、出るもんだな。楽しいね。苦しいけど。もう泣きたい、泣いているけど」と、いつもの福士節でまとめた。 福士と並んでインタビューを受けた田中も、「皆さんの期待に応えられなかったのが悔しいのですが、スタートラインに立てて走りきれた。会社の方や、地元の方、友人や家族、スタッフチームの皆さんのおかげで、走り切れて感謝の気持ちでいっぱいです。やっぱり五輪という舞台はすごく難しい。ペースのアップダウンもあってついていけず、悔しい気持ちでいっぱいですが、最高の42.195キロでした、もっと粘りたかったけど、今の力は発揮できたと思います」と、時折、涙ぐみながらも笑顔でレースを振り返った。田中は2時間31分12秒のタイムで19位だった。 また2時間37分37秒と大きく遅れて46位でゴールした伊藤は、「しっかり準備をして持っている力を出し切ることが目標だったのですが、それはできなかったです。この舞台に立てたことはよかったと思います。 (世界陸上7位で1年前に代表に内定していたプレッシャーがあったのか?)。それは私の役割で、自分のプラスにしなければならないと思ったので、それは関係ないです。(レースは)早い段階から、きつくなってしまって、私の持ち味は粘り強さですが、それを生かすことができなかった。4年前は選考レースにかすりもしなかった、悔しい思いで代表になれたのは、4年の成長かなとは思います、ここまでこれたのも、コツコツの積み重ねでやってこれたからだと思います」と、悔しさを噛み締めながらインタビューに答えた。