都民に聞いた地方移住先 最も移住したい都道府県に選ばれたのはどこ?
東京在住者を対象にした「地方移住に関する意識調査」で、「地方移住に関心」を示した人は48.5%とおよそ半数にのぼり、20歳代の2割弱が「今後1年以内に地方移住したい」と考えていることがわかった。移住希望先ではトップが沖縄県、2位北海道、3位長野県が人気だった。
地方移住への関心「あり」「なし」半々、関心高いのは20歳代
調査は、ふるさと納税のポータルサイト「ふるさとチョイス」を企画運営する株式会社トラストバンク(本社:東京都目黒区、代表取締役:須永珠代)が6月末、20歳代以上1115人を対象に実施、その結果を9日発表した。 地方移住に関心があるか尋ねたところ、「関心はあるが具体的には検討していない」(34.9%)、「現在検討している」(4.9%)、「既に決めている」(4.0%)で半数弱は関心を持っている一方、「特に関心はない」も51.5%で、関心度は半々に分かれていた。 また「既に地方移住をすることを決めている」と答えた割合が20歳代ではおよそ10人に1人にのぼり、年代別では最も高く、反対に40歳代、60歳代は0.9%と低かった。 具体的な移住時期になると、「特に検討していない」が、移住に関心ある人の約半数を占めた。しかし、年代別にみると、60歳代の4人に1人は「今後5年以内に地方移住したいと思っている」と希望し、20歳代は、「今後1年以内に地方移住したい」の答えが17.2%と高かった。
移住先を選んだ理由は「自然が豊かな土地だから」
地方移住に関心があると答えた人(541人)に、移住したい都道府県を尋ねたところ、最も人気を集めたのは沖縄県(13.1%)、次いで北海道(8.5%)、長野県(5.7%)となった。ただ、4位以下は静岡県、東京都、神奈川県と続き、9位に茨城・栃木・千葉の3県が入るなど関東近郊が上位を占めている。「まだ決まっていない・わからない」という回答も15.5%あった。 移住先としてその都道府県を選んだ理由は「自然が豊かな土地だから」(31.5%)、「旅行等で訪れたことがある地域だから」(30.6%)、「出身地(ふるさと)、または過去に住んだことがある地域だから」(27.8%)、「食べ物が美味しい土地だから」(26.7%)が多くなっている。