62歳で住宅ローンが「1000万円」残っています。利上げの可能性があるなら「退職金」の残りで繰上げ返済したいのですが、なにか“リスク”はあるでしょうか…?
繰り上げ返済をする場合は、一括返済する金額と生活資金のバランスを考えましょう
一般的に変動金利は固定金利よりも利率が低く、支払い利息が少なくなる点が魅力で、ここ数年は大きな金利変動もなかったことから利用している人も多かったでしょう。 変動金利には、5年間は返済額が変わらない「5年ルール」、前回の125%以上を超える返済額にはならない「125%ルール」があります。このことから変動金利を選んでいても、慌てて繰り上げ返済をするのではなく、金利動向を見極めることができます。 一方、固定金利は変動金利よりも一般的に金利が高いですが、金利が上昇したとしても一定の期間は据え置きの金利で返済できる点が魅力となっています。このことから固定金利を選んでいる場合は慌てて繰り上げ返済をしなくてもよいでしょう。 今回の日本銀行の決定は大きな変化をもたらす可能性があり、実際に大手銀行をはじめローンの変動金利が上昇しています。しかし、金利が上昇したとしてもまだまだ低水準であることは変わりません。変動金利を選択した場合でも急いで繰り上げ返済をせずに、一括返済する金額と生活資金のバランスを考えるようにしてください。 出典 住宅金融支援機構 フラット35 最新の金利情報 知るぽると 資金プランしっかりシミュレーション 公益財団法人生命保険文化センター 2022(令和4)年度生活保障に関する調査 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部