廃炉推進へビジネスマッチング 福島県楢葉町でビジネス総合展
廃炉関連企業による総合展示会「福島廃炉産業ビジネス総合展2024」は30日、福島県楢葉町の日本原子力研究開発機構(JAEA)楢葉遠隔技術開発センターで開かれた。廃炉に向けたビジネスマッチングを目指し、出展企業が事業内容をPRした。 県の主催。廃炉の推進と関連産業の育成、集積などを目的に開いた。大熊町に事業所を構える東京パワーテクノロジーと白山工業(東京都)は開発中の高線量下での作業に対応した遠隔ロボットを展示し、実演を披露するなど45団体がブースを構えた。 日本原子力学会福島第1原子力発電所廃炉検討委員会の宮野広委員長が「福島第1廃炉の課題と期待される技術」と題して講演した。東京電力福島第1原発の原子炉建屋内をVRで見学するツアーも実施した。