26歳誕生日の渋野日向子イーブン70「ショットは悪くないのでこのスコアは…」暫定49位で勝負の週末へ
◇米女子ゴルフツアー アニカ・ゲインブリッジ・ペリカン第2日(2024年11月15日 米フロリダ州ペリカンGC=6349ヤード、パー70) 第1ラウンド(R)の残りと第2Rが行われたが、3人がプレーを終えられず日没サスペンデッドとなった。この日26歳の誕生日を迎えた渋野日向子(サントリー)は70で回り、通算イーブンパーの暫定49位とした。チャーリー・ハル(28=英国)が通算10アンダーに伸ばして暫定首位を維持した。 ホッとする気持ちに悔しさも入り交じる。渋野にとって26歳のバースデーラウンドとなったこの日は4バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの内容。イーブンパーの70と伸ばしきれなかったが、「予選通過できて良かった。ダブルボギーもあって結構はらはらした。ショットは悪くないのでこのスコアは少し残念だけど、まだ残り2日プレーできる」と前向きに捉えた。 インから出て2ボギーが先行する滑り出し。13、15番とバーディーを奪い返したものの、18番パー4に落とし穴が待っていた。第2打をグリーン奥にこぼすと、アプローチが下り傾斜で手前の池に入ってダブルボギーを喫した。しかし、そこからふたたびバーディーを奪い返す粘りを見せる。2番で3メートル、3番では2・5メートルをねじ込んでイーブンパーに戻した。「結果的にはイーブンで回れて良かったなと思う」と息をついた。 この日ティーショットでフェアウエーを外したのは1度だけ。ショットの感覚は決して悪くない。現在の年間ポイントランクは62位で、同60位までの最終戦進出に向けて上位浮上を期す週末。「しっかり伸ばして来週の大会に出られるように頑張りたい」と力強く言った。