ムーキー・ベッツがついに打った! 30打席ぶりポストシーズン安打が先制ソロ グラブかすめ着弾…2戦連続、プロファーは“ホームランキャッチ”ならず
◇8日(日本時間9日) ナ・リーグ 地区シリーズ第3戦 パドレス―ドジャース(サンディエゴ) ◆ダルビッシュ絶叫、ドジャースに勝利し天を見上げ雄たけびをあげる【写真】 ポストシーズンでの安打から遠ざかっている、ドジャースのムーキー・ベッツ外野手は「2番・右翼手」で先発出場。2年前から今季の第2戦まで22打数連続ノーヒットだったが、第1打席はキングから左翼への先制本塁打。30打席ぶりのポストシーズンでの安打で負の流れに終止符を打った。 大谷が三振に倒れた1回1死、フルカウントから左翼への大飛球。左翼手プロファーが追い掛け、スタンドに乗り出しながら捕球を試み、グラブに当てたが捕れなかった。ベッツは捕球されたと思い、一度はベンチに戻りかけた。実は6日の第2戦(ロサンゼルス)では初回、ベッツが左翼へ本塁打制の大飛球を放ったが、プロファーがスタンドに体を乗り出しながら捕球する”ホームランキャッチ”。そのトラウマを払拭する”お返し本塁打”となった。 ベッツはドジャースでは2020年から5年連続でポストシーズン出場。ただ、2022年10月14日のパドレスとの地区シリーズ第3戦(サンディエゴ)の第1打席で安打を放ったのを最後に、安打から遠ざかっていた。 この地区シリーズはグラウンド内外でエキサイト気味だ。第2戦では7回、ドジャースの攻撃前にはパドレス左翼手のプロファーの近くにスタンドから物が投げ込まれ、さらに右翼付近にもドリンクの缶とみられる物が次々と投げ込まれた。試合が一時中断するなど騒然となった。 さらに、休養日だった7日には米国メディアが、第2戦でパドレスの三塁手マチャドが7回、ドジャースのロバーツ監督に向けてボールを投げるビデオをMLBに送ったと報道。試合結果には直接かかわらない部分を巡り、”場外舌戦”が繰り広げられている。
中日スポーツ