ネット上の残酷な写真や動画を検閲する女性描いた短編「見知らぬ人の痛み」劇場公開
ネット上の残酷な写真や動画を検閲するコンテンツモデレーターを題材にした短編映画「見知らぬ人の痛み」が4月19日より東京・テアトル新宿ほか全国で公開。ポスタービジュアル、場面写真、予告編が解禁された。 【動画】「見知らぬ人の痛み」予告編はこちら 本作は井上・月丘映画財団が主催するMOON CINEMA PROJECTの第5回グランプリを受賞した企画。主人公は勤務していた中学校で生徒からのいじめに遭い、教員を辞めた倫子だ。彼女は動画サイトにある残酷な動画をひたすら削除・検閲するアルバイトに応募する。インターネットで拡散し続ける恐ろしい内容に初めは戸惑うものの、削除した内容を被害者の名前とともにノートに書きつづることで、気持ちを落ち着かせていた。夫の和也にはコール センターのバイトをすると嘘をつき、倫子は次第にこの仕事にのめりこんでいく。 主演を務めたのは「嵐電」「夜明けまでバス停で」「鯨の骨」で知られる大西礼芳。キャストには小林リュージュ、八代崇司、佐々木心音、小寺結花、佳那が名を連ねた。ドキュメンタリーやフィクションを問わず短編映画で受賞を重ねる天野大地が監督・脚本・編集を担っている。第17回札幌国際短編映画祭では最優秀国内作品賞を受賞した。予告編はYouTubeにて公開されている。 (c)MOON CINEMA PROJECT