「プロの選手としてやっているわけだから」西武・渡辺監督代行、ロッテ9戦全敗に悔しさあらわ 5回3失点のエースにも苦言
エースでも天敵を止められなかった。西武の今井達也が5回3失点でKO。主導権を取り返せず、ロッテに今季9戦全敗だ。渡辺監督代行は「同じプロの選手としてやっているわけだから。この状況はチームとしてあってはいけない」と悔しさをあらわにした。 ■愛されキャラ、トレード加入の野村大樹はこんな人【写真】 チームはこの日、タータン柄にデザインされた特製ユニホームを着用。反転攻勢へ心機一転を図ったが、頼みの今井が今季自己ワーストの6四球を与えた。3回先頭の小川を四球で歩かせ、1死からソトに左中間を破られる二塁打で先制点を献上。5回もソトに長打を浴びて追加点を許した。 今井のズボンには血を拭ったような跡があり、右手指から出血したもよう。5月21日のロッテ戦でも右手薬指から出血し、初回5失点して敗れている。それでも渡辺監督代行は「あれはいつものことで(影響は)全然ない。ちょっと心を乱されていた」と精神面の甘さを指摘した。 今井も「5回を投げて先頭打者へ四球を三つも与えたこと、同じ打者に2打席連続で長打を打たれてしまった点は反省しなければいけない」と反省する。3勝11敗のソフトバンクと合わせ、天敵2チームを攻略しないと最下位脱出は見込めない。(末継智章)
西日本新聞社