“ずっとやってみたかった作品“、劇団ノックステージ「楽屋」開幕
「劇団ノックステージ 第5回公演『楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき』」が、昨日5月24日に東京・ステージカフェ下北沢亭にて開幕した。 【画像】劇団ノックステージ 第5回公演「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき」より。(他9件) これは、清水邦夫の戯曲「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき」を、北澤響の演出で立ち上げるもの。作中では、アントン・チェーホフの戯曲「かもめ」が上演されている、とある劇場の楽屋を舞台にした物語が展開する。 楽屋では、亡霊の女優Aと女優Bが化粧をしながら、永遠にやってこない出番に備えている。そこに、ニーナ役で舞台に出演中の女優Cが戻ってくると、彼女のプロンプター役を務めていた女優Dが楽屋を訪れ、ニーナ役を返せと女優Cに詰め寄り……。 企画を務め出演もする宮地尚子は「ずっとやってみたいと思っていたこの戯曲を、劇団員たちと共に挑戦出来る事に感謝です。この機会に劇団ノックステージの世界に足を運んで頂けたら嬉しいです」とコメント。 演出の北澤は「初めての演出、模索しながらの稽古でした。劇団員のみで公演を行うのは劇団ノックステージでは初めてのことです。劇団員のみんなに支えられ、助けられ、無事幕を開くことができました。『楽屋』をご存知の方は、面白さを再確認できるような、まだ『楽屋』を知らない方には面白さを知っていただけるような、そんな舞台になれば良いなと思っております。そして、個性豊かなノックステージの役者たちに出会っていただきたいです。ご来場お待ちしております」と思いを述べた。 上演時間は約50分。公演は明日5月26日まで行われる。 ■ 劇団ノックステージ 第5回公演「楽屋-流れ去るものはやがてなつかしき」 2024年5月24日(金)~2024年5月26日(日) 東京都 ステージカフェ下北沢亭 □ スタッフ 作:清水邦夫 演出:北澤響 □ 出演 宮地尚子 / 荻野栞 / 北川雅 / 伊藤海月