台湾・高雄市、副市長が熊本県知事と面会 半導体や観光などで意見交換
(高雄中央社)南部・高雄市の羅達生(らたつせい)副市長は28日、蒲島郁夫熊本県知事と面会し、半導体産業や観光、交通などに関して意見交換した。 高雄市と熊本県、熊本市は友好交流協定を結んでいる。高雄市政府によると、羅氏は市政府の関係者や地元企業らを率いて熊本県益城町で開かれた半導体関連のイベント「くまもと産業復興エキスポ」に高雄ブースを設置。高雄ブランドの知名度向上を図ったという。 羅氏は、蒲島氏が同ブースを訪れたことに謝意を表明。4月に県知事を引退する蒲島氏に、高雄と熊本の友好関係に対する長年の貢献に感謝する陳其邁(ちんきまい)高雄市長からの手紙を手渡した。 半導体受託製造最大手、台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場設置については、熊本と高雄が科学技術産業のサプライチェーン(供給網)で互いに支え合う戦略的なパートナーになったと強調した。 蒲島氏はくまモンと高雄市のキャラクター「高雄熊」の仲が良いことに触れ、高雄と熊本の友好関係も同様に長く続いてほしいと語り、自身の退任後も双方の交流と友情が引き続き深化することを願った。 (蔡孟妤/編集:齊藤啓介)