ラグビー日本代表SH齋藤直人が、チームメイトのSHデュポン&SOラモスを警戒!
フランス・トップ14を主戦場とするラグビー日本代表のキーマンふたりが翌日に迫った『リポビタンDツアー2024』フランス代表戦に向けて、意気込みを語った。SHの齋藤直人(スタッド・トゥールーザン)とNO8テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル)が11月8日のオンライン取材に出席、次のようにコメントした。 【PHOTO】テビタ・タタフ 齋藤「自分たちがどう戦うかというところでは、まずフランスはキックを上手く使ってくるので、そこの対応が必要なのと、敵陣では自分たちの強みであるスピードを生かしたアタックをしたい。その中で(SHアントワーヌ・)デュポン(トゥールーザン)と(SOトマ・)ラモス(トゥールーザン)は必ずキーになる選手なので、キッキングゲームに関してはそのふたりにどれだけいいキックを蹴らせないか、いい判断をさせないかが大事になってくる」 タタフ「フランス代表はデカいパックなので、ジャパンはスピードで勝負したい。あと気を付けたいところはペナルティ。ペナルティを与えると、自分たちの22mに入ってくるとデカいパックを使ってくるので気を付けたい」 現地で日本代表に合流したふたりはこのように心境を口にした。 齋藤「合流して3日なので、そんなに余裕はない。質問はたくさんしている。6・7月はこのチームでプレーしていたが、8~10月はプレーしていなくて戦術的な理解が足りていないので、必要なことをたくさん聞いている。試合前にクリアにしたいタイプなので」 タタフ「楽しみ。フランス代表にもチームメイトがいるので、今までフランスでやってきたプレーをしっかり見せたい。ジャパンに戻ってくるとうれしい。ジャージを着て試合に出ることはうれしい。今までやってきたことをしっかりレビューして、集中して試合に出る。あまり考え過ぎないようにして、あとは試合に出てやるだけ」 ゲームコントロールを託された齋藤とフィニッシャーの役割を担うタタフはどう戦うのか。 齋藤「テンポのコントロールと言うよりかは、どこで攻めて、どこで手放すかがテンポのコントロールとつながっている。ニュージーランド戦を映像で見たが、自陣からでもボールを持って果敢に攻めていた。そうしないといけない状況もあるかもしれないが、ゲームの序盤はどれだけ敵陣で戦えるか、それが大事になってくる」 タタフ「フィジカルのところでしっかり身体を張って、トライにつなげるようなプレーをしたい。ベンチからしっかりエナジーを出して、あとは自分の得意なフィジカルを20分でどれだけ出せるかやっていきたい」 日本代表の試合登録メンバーはこちら。 1岡部崇人(横浜キヤノンイーグルス)5 2原田衛(東芝ブレイブルーパス東京)8 3竹内柊平(浦安D-Rocks)11 4エピネリ・ウルイヴァイティ(三菱重工相模原ダイナボアーズ)3 5ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)19 6下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)11 7姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)33 8ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)13 9齋藤直人(スタッド・トゥールーザン/フランス)21 10立川理道(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)61 11長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)15 12シオサイア・フィフィタ(トヨタヴェルブリッツ)13 13ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)25 14ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)14 15マロ・ツイタマ(静岡ブルーレヴズ)5 16松岡賢太(コベルコ神戸スティーラーズ)2 17森川由起乙(東京サントリーサンゴリアス)2 18為房慶次朗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)7 19ファカタヴァ アマト(リコーブラックラムズ東京)11 20テビタ・タタフ(ユニオン・ボルドー・ベグル/フランス)18 21藤原忍(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)7 22梶村祐介(横浜キヤノンイーグルス)4 23松永拓朗(東芝ブレイブルーパス東京)1 ※所属チームの後の数字は日本代表キャップ数 『リポビタンDツアー2024』日本代表×フランス代表は11月9日(土)(現地時間)・スタッド・ド・フランスにてキックオフ。試合の模様はWOWOWにて生中継。