久保の同僚から浅野の同僚へ…22歳のロベルト・ナバーロ、ソシエダからマジョルカへ完全移籍
日本代表FW浅野拓磨が所属するマジョルカは29日、同MF久保建英が在籍するレアル・ソシエダから、U-23スペイン代表MFロベルト・ナバーロが完全移籍にて加入することを発表した。 【動画】アメフト選手に扮したナバーロが加入を報告! クラブの発表によると、契約期間は2025年6月30日までの1年間。契約形態は完全移籍と発表されているものの、スペインメディア『マルカ』や『アス』など複数のメディアによると、実態はレンタル移籍に近いもののようだ。というのも、ナバーロは来年夏にアスレティック・ビルバオへフリートランスファーでの完全移籍が内定しているため、20代前半の選手としては珍しい1年契約が結ばれたとのこと。今シーズン限りであろうとウインガーが欲しいマジョルカと、ナバーロの取り引きでわずかでも収入を得たいレアル・ソシエダの思惑が一致し、移籍金85万ユーロ(約1億4000万円)で交渉がまとまったという。 加入に際し、ナバーロはマジョルカを通してコメントを発表。移籍が決まった率直な心境や自身の特長に触れつつ、次のように意気込みを明かした。 「あっという間に加入が決まって少しバタバタしているけど、僕は自信を持ってここへ来た。クラブとの話し合いでも非常にポジティブな印象を抱くことができたし、ここでプレーするのが楽しみだ。ゴールやアシストなど、自分にできる限りの仕事を尽くして、チームの力になれるように頑張りたい」 「ハードワーク、ボール扱い、1対1の仕掛け、スピード、パスワークなどは特に自信がある部分だ。ハゴバ(・アラサテ)監督のことは昔から知っていて、既に話もしたよ。僕らは信頼し合っている。彼の求めるプレーなら何だってこなすつもりさ」 ナバーロは2002年4月12日生まれの現在22歳。ユース年代ではオサスナ、バルセロナといった国内クラブだけでなく、モナコでもプレーし、2019年1月にはモナコでトップチームデビューを飾った。同年夏よりレアル・ソシエダに加入。『スビエタ』で研鑽を積み、2020年12月に行われたバルセロナ戦でラ・リーガデビューを飾ったものの、なかなかトップチームでは出場機会を得られない日々が続く。昨季はカディスへレンタル移籍に出ると、両ウイングを主戦場として主力に君臨。公式戦30試合のピッチに立ち、1ゴール1アシストを記録していた。 直近の昇格後、マジョルカはプリメーラ(1部)で4年目のシーズンを過ごしている。今夏は、ハビエル・アギーレ前監督に代わって、オサスナで功績を残したアラサテ氏を新監督として招へい。移籍市場においては、ボーフムから浅野、ビジャレアルからコロンビア代表DFホアン・モヒカ、ドルトムントからスペイン人DFマテウ・モレイを迎え入れており、ナバーロは4人目の新戦力としてチームに迎え入れられた。
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